Lithuania  (Page-1)
Argo
Argo / Discophonia (Melodia C60-15173-4)
  スペース・ディスコ・サウンド全盛期の旧ソ連で活躍したリトアニアのArgoの1stアル
 バム('81年)。ピロピロと浮遊するシンセに、えらく生真面目なフレーズを絡める固苦し
 さがソ連らしいところ。起承転結もなく、ドラマチックでもないけど変に凝った構成で
 冷え冷えとしたテクノ・ライト・フュージョンを聞かせてくれます。「ディスコ」「ディ
 スコ」のかけ声が、なんとも可笑しい(^^)
Argo / Zeme L (Melodia C60 23909 007)
  リトアニアのArgoの2ndアルバム('85年)。"Song""Folk""Dance"の6パート、3曲が入
 っていて、東欧トラッド風の"Song"は確かに歌ですが、"Folk"はフォーク色が無いし、
 "Dance"は踊れないし、と言ういつもながらのArgoの音、抑えたエレクトロニクスとギタ
 ーで、寒々とした決して熱くはならないメロウ・フュージョンをやってます。さすが、
 バルト3国、一味違うぜ。
Aiste Smilgeviciute ir Skyle
Aiste Smilgeviciute ir Skyle / Povandenines Kronikos
  リトアニアの人気コンテンポラリー・トラッド・バンドの2007年の作品。Aiste嬢の美
 声を中心に、キラキラとしたギターに21世紀らしいポストな音響空間を絡ませ、トラ
 ディショナルな節回しとモダンなアレンジのバランスが絶妙な名作。そして、良い意味
 でしっかりとポップですね(^^)。それにしてもこの「心洗われる美しきメロディ」は絶
 品。