| Yalla |
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Yalla/ Three Water-Soueces
(Melodia C60-16641-2)
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旧ソ連＆共産圏のスーパースター、ウズベキスタンのYallaの1stアルバム('82年)。ВИАバンドらしく７０年代歌謡曲風の歌ものアルバムです。が、そんな「歌謡曲風味」にいきなりスペイシーなシンセやインド音楽やハード・ロック風に展開するその「辺境感」がこのアルバムの聴きどころ。時折聞かれる中央アジア風のエキゾチックな節回しにもゾクゾクきます。特に抹香臭いメロディーとゴージャス生ストリングスで迫るＢ面ラスト曲は最高！ |
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Yalla/ Grand Collection
(GCR 085)
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2003年にリリースされたYallaのベスト・アルバム。'83年の2ndアルバム以降の作品から１６曲が選曲されており、アジア＆スラブなエキゾチック・メロディーのВИА作となっています。が、突然スペイシーでエレクトロニカになったり、生ストリングスが入ってゴージャスになったりと、辺境感は半端無いぐらい凄い。一部の曲でギリシャ風の楽器＆メロディーが出てくるところは意外。８０年代なリズム感覚があるのも個人的にはポイント高いですね。あ！聴いてるうちにドラムン・ベースまで出てきた(^^;) |
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| Anor |
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Anor / The Taste of Pomegranate
(Soviet Grail SG001CD)
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ウズベキスタンのAnorの88年の作品。極太ベースが率いるド派手なファンキー・ジャズ・ロックで、シタール、タブラ等のインド系楽器から、ひらひらと舞うシンセまでをフィーチャーし、エスニックな個性と都会的なセンスを融合した超一流の演奏を聞かせてくれます。テクニックも音楽的センスも飛びぬけてます。このバンドは凄い。 |
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| Sato |
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Sato / Legend
(Soviet Grail SG028CD)
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ウズベキスタンのSatoの1stアルバム ('86年)。柔らかい音色のキーボードを活かしたジャズ・ロックで、旧ソ連らしい超絶技巧派ながら、穏やかに広がるサウンドが心地よい。ところどころアジアン＆バルカン風で、エキゾチックだったり,アヴァンな要素も現れるますが、大暴れと言うよりもちょっと可愛らしいアプローチなのが、不思議な魅力です。あとクリアなトーンのギタリストもじっと静かに活躍しています
(笑) |
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Sato / Pass Around the Good
(Soviet Grail SG029CD)
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ベーシストLeonid Atabekov率いるウズベキスタンのSatoの２ndアルバム('87年)。ラーガなメロディーやバルセロナ風のチャルメラ等の異国情緒を活かした,よりファンキーでムーディーなジャズ・ロックへと変化。跳ねるリズム隊に乗ってギター,
ローズが活躍。変でかっこいい 「くまばちの飛行」 に, ムーディに迫る ｢テイク・ファイブ」など、名(迷)演もばっちり収録｡ やけにつっかかってくるようなフレーズを入れてくるギターも変。 |
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| From.uz、X-Religion |
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From.uz / Audio Diplomacy
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元X-Religionのキーボード奏者Albert Khalmurzayev(Al-Bird)率いるFrom.uzのライブＤＶＤに続いてリリースされた2ndアルバム(2007年)。2005年タシケントでのスタジオ・ライブをＣＤ＋ＤＶＤとしてリリースです。とにかく全員超絶テクニックの持ち主で、弾きまくりギター＆キーボードに、タイトで手数の多いリズム隊が、ＬＴＥのようなメタル・ジャズ・ロックから最近のクリムゾンのような硬質なプログレまで、やり放題やってます。が、ウズベキスタン出身の割には無国籍フレーズの強引な羅列ばかりで、「凄いけど辛く長い７４分間」でした。チリのMylodonレーベルのテクニック羅列バンドがパワーアップしたような感じと思えばよいでしょうか？なお、ＤＶＤは指先とか良く映り、無味乾燥な曲でもフレーズのメインとなる楽器がキチンとわかっよりて面白い内容。サーカスを見るようなもので、「見ないと面白さが伝わらないバンド」なのでしょうか？ |
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From.uz/ Overlook
(10T 10031)
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Fromuz(From Uzべキスタン)の3rdアルバム(2008年)。 クリムゾナイズ変拍子リフのテクニカルなキメの連続で迫るポスト・ロック系ジャズロックです。チリのバンドに多いフレーズの順列、組み合わせ的なところも無いわけではありませんが，豊かになった音色と透き通った雰囲気で最後まで聞き手を離しません。トータルに作られたアルバム構成も含めて魅力アップ！ |
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Fromuz/ Seventh Story
(10T 10040)
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2009年リリースの4thアルバム。従来のクリムゾナイズされたへヴィ・テクニカル路線を踏襲しながらも，よりメロディアスに，よりシンフォニックな仕上がりとなっています。さらに泣きのメロディーからエキゾチックなエスノ色まで加わり，多彩な色合いのサウンドで，広がりのある音空間を演出しています。Vocalナンバーも加わって，ずばり最高傑作！ |
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Fromuz / Sodom and Gomorrah
(10T 10066)
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リーダーのAl-BirdことAlbert Khalmurzaewのソロ・アルバムのバンド版リメイク作となった5thアルバム(2013年)。やや無機質だったFromuzに、しっとりと薄暗いメロディーが加わり、緩急とダイナミクスが良く効いたこれも最高傑作となりました。もちろんオリジナル・ソロ・アルバムと比べても遥かに高い完成度です(^^) |
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| X-Religion |
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X-Religion / Dances on Gobelins
(Mellow MMP 440)
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ウズベキスタンのX-Religionの1stアルバム(2003年)。先にキーボードのAl-Birdのソロ・アルバムが出ていましたが、このアルバムはそれ以前の1999〜2001年にかけて録音されていたもの。内容はAl-Birdのキーボードを中心にしたシンフォニック・キーボード・トリオで、いかにもロシア風の冷たくも不思議な感覚の弾きまくりキーボード・ロックが堪能できます。なんとなくLittle
Tragediesを骨格だけにしたような感じで、音色は単調なのですが、フレーズを選ぶセンスが良いのか、思いのほか飽きること無く最後まで聞けます。ただし、ネックは一本調子のリズムセクション。終始ドカドカと言った音のDrumsには思わず「勘弁してくれ！」と言いたくなりました(^^;) |
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Al-Bird / Sodom & Gomorra XXI
(Musea FGBG 4435.AR)
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X-Religionとして活動していたマルチ・プレーヤーAlbert Khalmurzayev(Al-Bird)のソロ・アルバム(2001年)。タイトルにもあるように滅亡した都市ソドムとゴモラをテーマにしたアルバムで全１曲５０分弱となっています。曲は４つのパートと２０のサブパートに分かれ、暗いメロディーの幻想的なパートから、バンド形態の激しいアンサンブル（それでもメロディーは暗い）まで、なかなかメリハリの効いた仕上がりです。 |
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| Flight 09 |
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Flight 09 / Human Nature
(Mals 046)
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ウズベキスタンのドリシア系シンフォ・メタル2005年新譜。広がりのあるキーボードをフィーチャーしたシンフォニック・メタルで、テクニカルでドラマチックな演奏は水準以上です。ただし、Vocalの歌い方が下品で、そのせいかバンド全体が下品な感じがするのがちと残念。本当はメロディアスなバンドなんだろうけど、そんな感じも消えてしまってます。うーむ。 |
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